「マトリクス」について

というか、実写映画(『リベンジ』)観てて思ったことなんですけど。日本語版の吹き替えと字幕では、"Matrix of Leadership"を「リーダーのマトリックス」と訳していますが、正直ちょっと違和感というか、ニュアンスが異なるというか…。"Leadership"が“リーダー”という言葉では、微妙に意味が不足しているような気がします。


個人的には、『TFアルティメイト・ガイド』で使われている「指揮権のマトリクス」という表現の方がマッチしているように思います。特に、“権”という言葉が重要です(指導者としての“権利”だとか、“統率する力”といった意味で)。


"Matrix of Leadership"は、1986年の劇場版アニメ作品『ザ・ムービー』で初めて登場したもので、単に「マトリクス」と呼ばれることも多いです。そのためか、長らく日本では「マトリクス」のみで呼ばれることが多かったわけですが、やはり今後はオリジナル(「オプティマス」や「オートボット」などの呼称)に合わせ、正式名称の「指揮権のマトリクス」と呼んだ方がいいかもしれませんね。マキシマルのプロトフォームを製造する施設の名前も「マトリクス」なので、それと区別する意味でも。


しかし、「マトリックス」ってのはどうにかしてもらいたいですね…。日本のTFシリーズでは、今までは「マトリクス」の表記で一貫してたと思うんですけど。映画の日本語版製作スタッフには、少しはTFについて調べたりしてもらいたいです。今はインターネットとかで簡単に調べられるんだから(涙)


あと、ウィーリーの名前が吹き替えと字幕で「ホィーリー」となってるのはいったい…?最後の日本語版キャストのところでは「ホイールズ」ってなってるし(ツインズ1・2ってのも酷いけど)。タカラトミーの人はチェックとかしないのかな…(汗)