実写映画『トランスフォーマー』の感想

というわけで、初日のレイトショーにて観ました。初日なので当然かもしれませんが、満員でした。本当は吹き替え版が観たかったのですが、字幕版しかなかったので仕方なく字幕の方を観ることに。まぁ、そのうち吹き替え版も観るかもしれませんが。私はバカなので、上手い感想とか書けませんが、とにかく「面白かった!」です(またそれか・笑)。以下「ネタバレ」とか含みますのでご注意ください。※キャラの名前とかは日本版名称にしています。


今回の映画で個人的に一番魅力的だったのが、サイバトロンではバンブル、デストロンではフレンジーでした。まぁ、バンブルは本作の主役的キャラなので、かなり活躍してるわけですが。彼は発声装置が破壊されてて「喋れない」というので、ちょっと心配してましたが、「ラジオを使って会話する」ってのはなかなか面白いなぁと思いました。ボロって言われて新型のカマロをスキャンするのも良いですね。あと、サムがバンブルを買った店で、隣にアニメのバンブル(フォルクスワーゲン・ビートル)がいたのもニヤリって感じでした(笑)


フレンジーは、CDプレーヤーに変形するけど、こいつはやっぱサウンドウェーブじゃなくてフレンジーだな、と思いました。飛行機内で人間達に見つからないようにしてるシーンが面白かったです。CDプレーヤーに変形して擬態するのは、これぞTFって感じですね。ロボッツ・イン・ディスガイズ!(身を装ったロボット達)です(笑)。あと、頭部だけで移動するシーンは、『BW』のハチっぽかったかも。頭部だけになっても、携帯電話の形態を獲得して成り済ましたり、TFとしての能力を最大限に活かしてるのが素晴らしい。最後のマヌケっぷりも素敵でした(笑)。…ていうか、死んだの?


それにしても、デストロン勢はかなりの死者が出ててビックリしました。特に印象に残ったのが、ボーンクラッシャーの最期。コンボイとの戦いで、蹴り入れられて眼が飛び出したり、剣で一突きにされる様は結構ショッキング(苦笑)。かなり迫力はありましたけどね。壮絶です…(笑)


戦車の人が「デバステーター」と呼ばれていたのにはやはりちょっと戸惑いました。「ブロウルじゃないんかい!」とツッコミ入れた人も多いはず(笑)。まぁ、"devastator"は「破壊者」の意味なので、戦車型TFのイメージとしては悪くないですが…。


前回小説のマイスターについて書きましたが、今回の映画ではまさかの戦死。驚きました。スタスクも、映画ではあまり喋らなかったですね。F22を撃墜させたり、ビークルモードに変形してぶっ飛んでいくシーンはカッコ良かったですが。


オールスパークに関しては、「生命を与える」という意味ではアニメのに近い感じがします。やはりあの立方体の物体はあくまで「ゲート」で、その本質は精神世界にあるのでしょうか?一応メガトロンの胸に突っ込まれてわずかな欠片以外消滅してしまいましたが、本当に失われてしまったのか疑問です。次回作でもまた何らかの形で出てきそう…。まだまだ謎が多いですし。


個人的にお気に入りなのは、サムの家でのサイバトロン達のシーンですね。サイバトロン達がサムの父ちゃんに見つからないように家の隅とかに隠れるシーンは最高すぎ!お前ら家壊してないか?(笑)。噴水とか庭とかめちゃくちゃにしてるし…。ビークルモードになって「隠れてるつもり」なサイバトロン達とか、彼らの魅力が爆発してましたね(笑)


サムがバンブルのロボットモードを見て「日本製だ」って言ってましたが、これはやはりTFの起源が日本だからってことで、日本のファンへのサービスなのかなぁ。周りの観てた人達もかなりウケてました(笑)


細かい部分で気になったことは、「オプティマス・プライム」と中黒付きになってたこと。トイなどでは中黒なしだったので、私もそれに合わせてたのですが…。まぁ、中黒を付けるか付けないかなんて、気にする人はほとんどいないでしょうけど、どっちが正式な名称なのか個人的にちょっと気になる所です。あと、コンボイのことを「総司令官」ではなく、別の言葉でアイアンハイドが呼んでいた気がするのですが…(なんて言ってたかは忘れましたが)。


もう一つ気になったのが、メガトロンが「ディセプティコンズ・アタック!」と言った所。字幕では「攻撃」となっていたような。有名な台詞なので、「アタック」にしてほしかったなぁ…。また、メガトロンの一人称はワシではなく「俺様」で、スタースクリームはメガトロンのことを「閣下」と呼んでましたね。


やはり個人的には、DVDでは日本版準拠の吹き替え版を付けてほしいです。日本のファンとしては、日本版設定の方が馴染み深いので…。劇中の"オートボット"や"オプティマス・プライム"が、「サイバトロン」、「コンボイ」だったら、日本のファンにはもっと印象深いものになったのでは?と観ていて思わずにはいられませんでした。吹き替えが無理なら、字幕でもいいので、ぜひ!って感じです。今後の日本でのシリーズ展開のためにも、日本版設定のものを出しといた方が良いと思いますし。


前回、『BW‖』と『BWN』について書いた所で、「『BW』のオープニングと同じ時代の出来事」と書きましたが、よく考えると、『BW』のオープニングって、太古の地球の軌道上にワープしてくる所から始まるので、これは誤りですね…。あと、今回の実写映画及び小説の世界でのTF達の戦いはたった「数千年」と書きましたが、これはもしかしたら、メガトロンが行方不明になって数千年ってことだったのかもしれません。よく確認せずに書いてしまったので…(汗)