「フィギュア王・TF特集」を買ってみた

実写映画について
実写映画版『トランスフォーマー』、日本でも興行収入1位だったようですね。全世界30カ国以上で1位らしく、スピルバーグ作品では現在3番目のヒット作となっているようです(1、2は『E.T.』と『未知との遭遇』…だったかな?)。実際、TFを知らなくてもかなり楽しめる作品だと思うので、ファンならずとも、劇場の大スクリーンで観ることをお勧めします。


実写版TFのトイ
実は今回のトイ、映画を観る前はそれほど魅力を感じなかったのですが、観た後では異常に魅力的に見えるから不思議です(笑)。特にバンブルビー!彼は74年モデルと2008年コンセプトモデル、アルティメット、ついでに固定ポーズのフィギュア、全部欲しいくらいです(笑)。氷漬けのメガトロンも、通常版に比べてサイズ的に遊びやすそうで良いかも。小説の"アイスマン"のイメージですね。あとは、フレンジーと、スタスクは買ってしまうかも…(金が…)。


サブグループについて
「サブグループ」についての記述も興味深いです。私は『ビーストウォーズ』の頃からのファンなので、サイズの呼び名は「ベーシック」「デラックス」「メガ」「ウルトラ」「スーパー」「スプリーム」の世代(?)です(笑)。マイ伝あたりから呼び名が変わったらしいんですが、上の呼び方のほうが馴染み深いですね。

「G1」のディセプティコンにサブグループ(部隊)が多いのは、彼らが元々軍事用として開発されたロボットだからなのかもしれません。軍事用だから、部隊として上手く編成されているのかも、と思いました。軍の総司令官でもあるリーダーのメガトロンを頂点に、スタースクリーム指揮する航空部隊、サウンドウェーブ指揮する諜報部隊、工兵部隊のコンストラクティコン、スタンティコン部隊やコンバッティコン部隊、独立部隊のインセクティコンなど、様々な部隊が存在しています。

一方のオートボットは、ダイノボット部隊やエアリアルボット部隊などが存在しますが、ディセプティコンに比べると部隊の数はずっと少ないです。アニメでは"オートボット"と"ミニボット"の区別もされず、ほぼ同等に扱われていました。これは恐らく、彼らが元々民生品として開発されたロボットだったからなのかもしれません。オートボットだけに"女性タイプ"が存在するのも、様々な用途に利用される民生品として開発されたためなのかもしれません。


アニメや物語の重要性
今回の実写映画のヒットを契機に、もっとハイクオリティなTF作品(アニメなど)が作られることを期待したいです。今までのタカラは、トイ重視で、アニメを軽く見ていた気がします…。『マイクロン伝説』とか、作画が不安定で残念でしたし…(作画以外は大好きな作品ですが)。もちろん、トイは重要ですが、アニメなどの映像メディアを軽く見るのも間違いだと思います。トイ同様、アニメ作品も、「トランスフォーマー」というシリーズを形作ってきた重要な要素なので。

ビーストウォーズ ユニバース』のラリー・ディティリオ氏(『BW』のストーリーエディター)のインタビューで、「BWを3年間担当され、ご自身がTFの15年に及ぶ伝説の一部となったことについて、どうお感じですか?」という質問に対し、ディティリオ氏は「非常に素晴らしいことです。それはまるでアーサー王や、以前RPGのシナリオを書いたクトゥルー伝説に加わったかのようです」と答えています。今後TFのアニメ制作に関わるスタッフも、20年以上の歴史を持つ"TFという伝説の一部になる"という気持ちで、クオリティの高い作品を作ってもらいたいですね(笑)